独断と偏見!本当の初心者向け楽器とは!?

独断と偏見!本当の初心者向け楽器とは!?

楽器を始めたいけど、何を買っていいかわからない。
楽器選びは初心者にとって本当に難しいです!詳しい知り合いや、親切な楽器屋さんに行くと必ず高価な(だと思う)ものを進められるし、通販の激安楽器じゃだめなのか?

何かと楽器って高いイメージがありますよね。
数十万は当たり前、数百万、中には億を超える楽器もあります。その一方、インターネット通販や、一昔前なら雑誌の裏に「初心者セット¥39,800!!」などの激安の楽器もあります。
正直わからない人間からすると、その差ってなんやねん⁉って感じで、楽器を始める一つのハードルになっているのは間違いありません。

そこで、完全に独断と偏見で初心者に本当におすすめする楽器を解説させていただきます!

初心者に高価な楽器は必要ない!?

断言します、初心者に高価な楽器は必要ありません…とはいえ楽器によっては全く当てはまらないので一概には言えませんが、趣味で始めるレベルに限って言えばいきなり高い楽器を買う必要は全くありません。
こういう事を言うと安い楽器はいい音がしないとか、その楽器の音じゃないだとか言う人がいますが、安心して下さい、99%の初心者が高価な楽器と安い楽器の音色の違いはわかりません(笑)
よくテレビの格付けチェックで、楽器の聴き比べをやっていると思うんですが、あれが答えです。

さらに言えば、一流のミュージシャンが演奏すれば、ゴミみたいな楽器でもすばらしい音になります。
逆を言えば、どんな高価な楽器でも、初心者のあなたが演奏すればゴミみたいな音しか出ません。
最初の1,2年は楽器の音色の違いがわかるレベルまではまず、いかないと思います。

もちろん楽器を選ぶ基準は音だけじゃないんですが、その前に例外的に、いきなり高価な楽器を買うべき初心者がいます。まずはそちらを紹介します。

例外1.欲しい楽器のモデルが明確な人

憧れのミュージシャンと同じギターがほしい!
見た目に一目惚れした!
この色じゃなきゃ嫌だ!

などなど、理屈じゃなくほしい楽器が明確な人はその楽器を購入することを強くおすすめします。
理由は簡単。好きな楽器だとモチベーションが上がるからです。
はっきり言って楽器演奏は難しです。なかなか上達しないし、日々の練習が必須です。どうせならお気に入りの楽器のほうが地味な基礎練習もやる気にならないですか?
また、そこまでほしい楽器ならどうせ数年後には買うことになるので、はじめから買っておいたほうが金銭的にも、楽器をなじませるという意味でもいいんじゃないかと思います。
というか今すぐ買うべきです!

例外2.吹奏楽部、マーチングバンド部に入った人

吹奏楽部、マーチングバンド部に入った人(または入る予定の人)は格安楽器は絶対にやめましょう!
どこのメーカーかもわからない中国製の楽器を持っていった日には先輩や先生から白い目で見られる事間違いないです。最悪即買い替えをさせられます。
部活に入って演奏するということは一人で演奏するのではなく、集団で演奏します。そうなってくると自分はわからないからと言って一人だけ格安の音が悪い楽器を使うわけにはいきません。
部活に入るということはコンクールや定期演奏会に出演するでしょう。その際には、流石に音が悪い楽器を演奏するわけにはいかないですよね?
また、部活で練習するくらいの練習量だと1年もしないうちに楽器が壊れるでしょう。安い楽器はワリとマジで壊れます。それなりの楽器でも定期的なメンテは必要ですが、安い楽器は普通に使っていても機械的に壊れます。代替えのパーツも手に入らないので買い替えになります。
それを考えると最初から先輩や先生の言う通りの楽器を買っておくことが無難でしょう。野球部ならバットにグローブ、スパイク、ユニフォーム等最低限数10万円の野球用品が必要なように、吹奏楽部でもそれくらいの出費は必要なんです。
お父さんお母さん、諦めて買ってあげましょう!

例外3.マイナー楽器をやる場合

演奏人口が少ないマイナー楽器をやる場合、残念ながら格安の楽器はありません。
それどころかプロが使うめちゃくちゃ高いものしかない楽器もあります。
例えば、グランドハープ。車が買えます。
ファゴットなどは100万超えが当たり前。バグパイプやアコーディオンも高いですね。

このようなマイナー楽器をやりたい人は…価格は諦めて下さい!
安い楽器があったらだれか教えて下さい。

経験者の言うことは信用するな!?

楽器屋の人や詳しい知り合いが言う「最低限これくらいの価格からだよね!」って言葉は眉唾レベルで聞いておいて下さい(笑)
なぜかと言うと、その人達が言うことは経験者目線の言葉だからです。初心者のあなたとは演奏力も、耳も雲泥の差です。音楽やその楽器にかける思いも強いと思います。その人達にはわかる違いが初心者のあなたにはまず間違いなくわかりません!わかるまでには数年の時間がかかるでしょう。
そういう人たちが進めてくる楽器は間違いなく高価ですし、はっきり言って宝の持ち腐れです。
そういった意見は参考程度に聞いておくのが無難でしょう。(すべて踏まえた上で説明してくれる楽器屋さんや知り合いは貴重です。大事にしましょう。)

初心者が買うときの注意点

一番の注意点は「ネット通販で買わないこと」です。
理由は後述しますが、まず初心者が持つべき楽器とは買った段階で調整がされていて演奏しやすいこと。これに尽きます。

楽器を買ったことがない人からすると、買った段階で調整がされていないなんて信じられないと思いますが、工場から届いたばかりの新品の楽器は調整がされておらずはっきり言ってプロでも演奏しにくいと感じるようなものが普通です。
なぜ工場から出荷されたものが調整されていないかというと、演奏のしやすさは人それそれ違うため調整の幅を持たせるためです。
言われてみればそのとおり、体格も、手の大きさも力も皆違うんですから。
また、楽器によってかなりの個体差があるのも事実です。
ですから一般的な楽器店に並んでいる楽器はお店の方がある程度調整をした物が並んでいます。(全く調整をしていない楽器店も中にはあります)さらに、良心的なところだと購入時にあなたに合わせて微調整もしてくれます。

これが初心者がネット通販で楽器を買っては行けない理由です。(経験者ですとある程度自分で調整ができてしまうのでネット通販を利用している人もいます)

※楽器の調整は最低でも年1回ぐらいは行ったほうが良いです。

結局初心者はどんな楽器を買えばいいの?

結論として、特別な理由がない限り趣味でやる分には高価な楽器でなくても問題はないです。
じゃあ格安の楽器は質がいいのか?というとそうではありません(笑)
はっきり言ってクオリティーは最低です。まずいい音なんて求めてはいけないし、耐久性もなく直ぐ壊れるかもしれません。また、壊れた際の修理パーツもなくまず買い替えになるでしょう。
1,2年続いたら楽器を買い換えることを念頭において「まぁこんなもんでしょう」といった気持ちで使って下さい。
ただ、楽器初心者は楽器の違いなんてわからないだろうし、楽器が高いから音楽を始めるのを躊躇してしまっては本末転倒です。
楽器はどこまで行っても音楽をするための道具に過ぎません。
それを踏まえた上で、初心者が最低限演奏しやすい楽器であれば、途中で挫折することも少なくなるでしょう。

次回から各楽器ごとに格安楽器は初心者におすすめできるか?というのを検証していきたいと思います。

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