【初心者向け】生伴奏と合わせるコツ⁉︎

【初心者向け】生伴奏と合わせるコツ⁉︎

7月に入って、今年も名古屋音楽館の発表会が近づいてきました。
先生、生徒のみなさんもそろそろ追い込みで、伴奏合わせも始まってきました。
伴奏合わせ、人と合わせる事自体が初めての方も多く中々上手くいかない事もあります。

そこで、今回は
【初心者向け】生伴奏と合わせるコツ⁉︎
という事で、どうやったら他人と合わせて演奏ができるか?と言った事を取り上げていこうと思います。

※あくまで音楽の初心者、ポップスやジャズ向けに書いていきます。ですが、経験者の方でも初心者と合わせる時の参考にしていただければと思います。

なぜ生伴奏と合わないのか?

1.CDカラオケでの練習

理由は様々あると思いますが、理由の一つに普段は”CDカラオケ等で練習をしている事”があると思います。
なぜCDカラオケで練習していると生伴奏で合わないのかというと、普段の練習が”CDカラオケに合わせに行っているから”です。
こう言うと、経験者は「生伴奏の方が合わせてくれるからラク」と思うかもしれません。
しかし、初心者は伴奏に合わせられると混乱するんです。
合わせてくれると言うことは言い換えれば、いつもと違う、一定じゃない、と言う事です。いつもと違うと途端にパニックになってしまうのです。
まずこれが音楽初心者が生伴奏と合わない大きな理由です。

もちろんCDカラオケでの練習が全て悪いか、と言えばそんなことはありません。大切な練習の1つです。
問題はCDカラオケに合わせる事に必死になりすぎて自分主体の演奏が出来ていない事です。

2.カウントが理解できない

レッスンなどでは、先生が「…1…2…3…4…ハイ!」と行った具合にカウントと合図を出してくれていると思います。
この意味、理解している初心者はほとんどいないと思います。ただ”合図”があるから入る、と言う方が多いんじゃないでしょうか?その前の「…1…2…3…4…」は無視している方は多いんじゃないでしょうか?
これが初心者が生伴奏と合わないもう一つの大きな原因です。
1小節の中に音符がいくつあって…云々…そんなことは楽譜も読めなければ音楽知識や経験がない初心者がわかるわけがありません。
ですから初心者は「ハイ!」といった”合図”がない生伴奏に合わせられない、もっと言えば、曲に入れないんです。

3.緊張、パニック、恐怖

緊張やパニックで頭が真っ白になる。こういった経験は誰しもあると思います。
「失敗したらどうしよう…」
この想いが強すぎて何も出来なくなってしまう。
これが初心者が生伴奏に合わない最大の理由です。

改善方法

じゃあ一体どうしたらいいのよ?
って事になると思います。ぶっちゃけ場数を踏むのが一番手っ取り早いんですがそれじゃあ解決になってないので簡単に対処法をまとめていきたいと思います。

1.楽器を演奏しないで練習する

楽器を演奏しないってどう言う事?と思うかもしれませんが、はっきりいってこれはかなり効果的です。
楽器を演奏する代わりに歌ってみる、つまり口三味線です。
「タタタター」とか「ラララー」とか、なんでもいいです。
そしてできれば、CDカラオケやメトロノームに合わせて手を叩きながら歌ってみましょう。
最後はカラオケやメトロノームなしで手を叩きなが歌えるようになったら完璧です!
ここまでできるようになれば、カウントの意味もなんとなく理解できるようになると思います。

特に初心者は楽器の演奏の仕方、指使いや小手先のテクニックばかりに目がいってしまいがちですが、まず”リズムに乗る”、”リズムを感じる”といった基本的なところをしっかりやれば見違えるくらい演奏が上達します。
リズムに乗れていれば少々音程が悪かろうが、音を外そうが、曲がめちゃくちゃになることはありません。何より”曲に入れる”ようになります。

2.周りの音を聴かない

こんなこと言ってしまうと元も子のないですが、緊張対策としては「あえて周りの音を聴かない」のも一つの手です。
なんせCDカラオケと違って生伴奏はこちらの演奏に合わせてくれるんです。
自分がモタったら伴奏もモタってくれるし、早くなったら伴奏も早くなってくれます。
いっそ合わせようと考えずに、自分の事だけに集中してみましょう!

まとめ

生伴奏に合わせるのって、正直場数的なところがあるので何回も経験してみるのが上達の一番の近道です。
ただ、それ以上に演奏するのが怖くなってしまって音楽を楽しめなくなってしまうのは非常に勿体無いので、今回の記事が少しでも役立ってくれるといいなと思います。
また、経験者の方が初心者と合わせる時に、初心者の気持ちが少しでも理解できればと思ってます。

 

 

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