子供のピアノ教室特集!

子供のピアノ教室特集!

子供の習い事は沢山ありますが、いつの時代もピアノ教室は子供の習い事の定番でした。
今回は子供のピアノ教室特集と題しまして、ピアノ教室のメリットデメリットなどを解説していきます。

ピアノを習うことのメリット

子供がピアノを習うことには、情操教育としての単なる「習い事」の一つでした。
しかし、近年では、脳科学の面からも幼少期にピアノを習うことの重要性が証明され、再注目されています。

1.習わないと出来ない

まず挙げられるのはピアノは水泳やそろばん等と同じく独学で習得するのは非常に難しい事の1つです。(独学で全く出来ないという意味ではありません)
例えば、お子様が「小学校の合唱コンクールでピアノ伴奏がやりたい」と思ったとしても全く習っていないと難しいでしょう。
このように、独学での習得が難しいものはお子様が小さいうちからやらせておく事で将来の選択肢の幅が広がるため早くからレッスンを受けさせる親が多いのです。

例…ピアノ、ヴァイオリン、水泳、そろばん、習字、体操、バレエ、スケート、英語…等

2.基礎学習の役に立つ

ピアノを習うことは、演奏技術だけでなくお子様の基礎学習能力を格段に成長させてくれます。
大手学習塾の講師の中には、小学校低学年までは学習塾に入れるよりもピアノとそろばんを習わせたほうが効果があると考える方も多いです。

具体的には国語、算数、理科、情操教育etc…
ピアノを習う事そのものが、子供の、学習面、成長面で大きな影響を及ぼす要素が沢山あるのです。

読解力、計算力が身につく

ピアノをのレッスンには必ず「楽譜を読む」「それを実際に演奏する」ということが付いて回ります。
これは、例え2歳でも3歳でも関係なく行うことです。
つまり、楽譜を読み解くを幼少期から行うことによって
「問題の意味を理解する力とそれを解決する力」を鍛えることができるのです。

また、楽譜を読める方ならご存知かとは思いますが、楽譜には四則計算の要素が含まれています。
1小節の中には四分音符が4つ入っていて
八分音符は四分音符の半分で、16分音符はその半分で…

この概念が理解できていれば、掛け算、割り算、分数の計算などは簡単にマスターできるでしょう。

以上のことからもわかるようにピアノを習うことは学習面に置いても大きなメリットがあると言えます。

スポーツの役に立つ

ピアノとスポーツがどうやって結びつくか、パッとイメージはしにくいかもしれません。
ピアノを習えば野球やサッカーができるようになる!
とかそういった直接的な事ではなく、もっと基礎的な部分でピアノとスポーツは繋がっています。

体幹という言葉をご存知でしょうか?
読んで字のごとく「体の幹」ですから、胴体部分、人間の身体の頭部と四肢(左右の手足)を除いた部分を指すのが一般的です。身体の中心、軸となる部分です。

これがピアノとどう繋がるかというと、ピアノを弾くという行為は、指先だけでなく全身を使い演奏します。
経験者の方ならわかるとは思いますが、まずしっかりとした姿勢でなければ良い演奏することはできませんし、腰〜上半身〜腕全体〜指先を連動させて演奏します。この姿勢を維持し、演奏することが体幹を鍛えることに繋がるのです。

また、ピアノを演奏するのに必ず必要な能力「リズム感」。
これはスポーツの世界でも非常に重要で、誤解を恐れずに言えば、リズム音痴=運動音痴といっても過言ではありません。

幼少期にピアノを習うということは、今後の成長にとても大切な要素が含まれています。

3.脳科学の観点からも優れた習い事

まずはこちらの記事を見てみてください

要点をまとめると
・夢や目的に向かって適切に行動する能力と、理性・思いやり・協調性を身に付けてうまく生きる能力が向上し、夢の実現や社会的成功、良好な恋愛や結婚生活、さらには運動能力や器用さ、言語能力、IQの向上にまでも繋がる。

・ピアノをやっていると、自然にすべての脳機能を高めてしまう。

・ピアノのレッスンを続けることによって左右の脳のバランスがよくなる。

・運動機能や知的機能、感情的機能までもアップします。

・記憶力がアップするので、学力向上につながります。

つまり、ピアノを習うことによって、脳機能をまんべんなく育て“地頭”をよくすることができ、スポーツや学力まで効果を及ぼすらしいのです。

これはすごいですね。

次は反対にデメリットも見ていきましょう。

ピアノを習うことのデメリット

実はピアノを習うことのデメリットはそんなに多くなくて(月謝がかかる、練習しなければならない等他の習い事でも当たり前に発生することはもちろんありますが…)月謝や教材費などは、むしろ学習塾や体操教室、バレエ教室などに比べれば安いくらいです。
デメリットとしてはすぐ思いつくところでは以下のものくらいですね。

楽器の問題

恐らくピアノを習うことの最大のデメリットは楽器の大きさと価格、防音の問題でしょう。
まずピアノは大きいです。グランドピアノは言わずもがな、アップライトピアノでもタンスより大きくなってしまいます。専用の部屋が割り当てられればいいのですが、そんな部屋数に余裕のある家は現代では珍しいでしょう。
必然的にリビングや子供部屋のスペースを占領してしまうことになるでしょう。

価格に関してもピアノは楽器の中でもトップクラスに高価なものです。
グランドピアノは新品なら安くても200万円。中古でもまず100万円は切らないでしょう。
アップライトですら新品で100万円以上。中古の格安でも30万円が下限でしょう。

また音量や重量の関係で、通常のマンションではまず持ち込み不可でしょう。
一軒家でも近隣との関係や、場合によっては防音対策は必至です。

ピアノを習うに当たって、楽器購入によるデメリットが一番大きなものではないかと思います。

しかし、今は電子ピアノという選択肢があり、本物と遜色ない演奏性でありながら軽くてコンパクトで価格も10万円以内のものもたくさんあります。またヘッドフォンをして演奏できるなど、防音の面でも解決出来ます。
昔は、ピアノの先生がたも電子ピアノを認めていませんでしたが、最近ではほとんどの生徒さんが自宅では電子ピアノを使っていることが多いようです。

過去記事→電子ピアノ特集!

まとめ

今回見てきたように、ピアノを習うことには大きなメリットがあります。デメリットも、現代ではそれほど大きな問題ではなく簡単に解決可能なものや、むしろデメリットと呼べないものばかりです。

ピアノを習うことの一番の良さは、音楽を楽しみながら学べる点です。他の習い事では味わえない最高の楽しみだと思います。

次回は、
大手楽器店の教室vs個人教室〜どんな教室がいいのか?〜
を紹介していきたいと思います。

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