https://nagoyaongakukan.co.jp/blog/?p=3598&preview=true今回で3回目となりました企画ですが、ついにスケール(音階)編に突入です。
導入編でも書きましたように、Jazzには、クラシックやポピュラー音楽とは少し違ったリズムとスケール(音階)があります。これだけ理解できればひとまずJazzの基本はOK。
ということで早速スケールについて見ていきましょう!
Jazzの基本スケール
スケール(音階)というと「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」というのを思い浮かべるかもしれません。
ですが、基本的にJazzの場合少しちがったスケール(音階)を使います。
それは、ペンタトニックスケール+ブールーノートです。
なんか難しい名前のものが出てきましたが、ここで挫折しないでください。この二つは小学生でも理解できますから!
それでは詳しく見ていきましょう!
ペンタトニックスケール
ペンタトニックスケールは通称”ヨナヌキ”と呼ばれていて、通常の音階から4度と7度を抜いた音階のことです。
4度と7度ってなんぞやって話なんですが
【ドレミファソラシド】
通常の音階からファとシの音、つまり4番目と7番目の音を抜いた音階のことです。
これをペンタトニックスケールと呼びます。
【ドレミソラド】
通常スケール
ペンタトニックスケール
なんとなくわかりましたか?
通常の音階より簡単な感じがしませんか?
音が2つ抜けただけなのでわかりやすいですね。Jazzではメロディーを演奏する際にこの音階で演奏されていることがあります。Jazz以外でもロックや、沖縄民謡なんかはこの音階で構成されています。
ただ、なんとなくまだJazzっぽくないと思ったあなた!
詳しくは次を見てみましょう。
ブルーノートスケール
Jazzの有名なライブハウスの名前が出てきましたが、実はこれはJazzで使われる音階の名前だったんです。
具体的にはどんな音階かというと、先程のペンタトニックに3度と7度をフラットさせた音を足した音階です。
【ドレミ♭ミソラシ♭ド】
先程説明したペンタトニックスケールにミ♭とシ♭を付け足したものです。
ブルーノートスケール
どうですか、大分Jazzっぽくなったとは思いませんか?
このようにJazzでは小学校で習った音階とは違う音階で曲が成り立っているので一見するととても難しく感じてしまうのですが、ルールがわかれば全然難しいものではないことがわかりますよね。
※ここで紹介した事と違うことを言う人や書籍があるとは思いますが、まずは初歩の初歩、噛み砕いてわかりやすくした説明ですので深く考えずこの基本を覚えてください。踏み込んだ話はおいおい書いていきます。
まとめ
今回でスケール(音階)とリズム、つまりJazzの約束事がわかりました。
このようにJazzは、リズムも音階も今まで親しんできたものと少し違うので、なんとなく難しく感じたり取っつきづらく感じるのだと思います。ここまでわかれば後は練習あるのみです。
音階やリズムを体に染み込ませれば自ずとJazzらしい演奏ができるようになります!
Jazzって全然難しくないでしょ?