名古屋音楽館コラム
第一回「ベース特集」
~ベース、コントラバス、ウッドベースってなんだ?~
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名古屋音楽館特集記事、記念すべき第1回目はベース特集です。
ベース、コントラバス、ウッドベース、ダブルベース…
色々な呼び方がある楽器ですが、その魅力とは如何に。
今回は名古屋音楽館のウッドベース/コントラバス講師である伊藤玉木先生にお話を伺ってきました。
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■今回の講師「伊藤玉木」先生
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プロフィール⇒
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スタッフ「今回はよろしくお願いします。」※以下、ス
伊藤先生「よろしくお願いします。」※以下、伊
ス「名古屋音楽館コラム記事、第1回目はベース特集という事でベースってなんだ?をテーマにお話を伺いたいと思います。」
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■ベース、コントラバス、ウッドベース…違いは何?
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伊「主にクラシックではコントラバスと呼ぶ事が多いです。ポップスやジャズなんかだとウッドベースと呼ぶ事が多いと思います。」
ス「という事は全部一緒ってことですか?(笑)」
伊「はい、一緒です。(笑)」
クラシック、オーケストラの世界ではコントラバスと呼ばれ、主に弓で弾くスタイルがメインだそうです。ポップスやジャズなどではウッドベースと呼ぶのが一般的で、主に指ではじくピッチカートというスタイルがメインだそうです。とはいえどちらも楽器自体は同じで、アンサンブルの下支え”ベース”を担う役割は同じみたいです。
ス「どんな生徒さんが今はきていますか?」
伊「今教えている生徒さんは、クラシックがやりたい人もジャズやポップスがやりたい人も来ていますが、基本はどちらも同じですね。ベースというのは特殊な楽器で1人では完結しにくい楽器なんで、レッスンの時も私のピアノに合わせて練習することが多いですね。一緒に合わせて相手を楽しませる、ノせてあげられるような部分を知ってもらえるようにしています。」
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■ベースを始めたきっかけは?
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伊「高校3年の時に音大を受験するために始めました。」
ス「それまでは全く経験がなかったんですか?」
伊「はい、ピアノも、歌も今から本腰入れて始めるのは難しいので、コントラバスはどうだ?と先生に勧められたのがきっかけです。」
ス「そうなんですね!?意外と遅いんですね。じゃあ大人になってから始めたいな、っていう人でもできちゃったりするんですか?」
伊「全然、大丈夫ですよ。今通ってくださってる生徒さんも大人になってから始めた未経験の方ばかりですし。」
なんとなく難しそう、よくわからないってことで嫌煙されがちなベースですが、プロの奏者でも始めたのが遅い人は意外と多いみたいです。
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■ベース奏者で良かったことは?
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伊「えっと…登場しただけで目立つところですね(笑)」
ス「??????」
伊「とっても大きい楽器なので全く知らない人でも何となくインパクトがあって印象に残りやすいですよね。先日も大須の餃子屋さんに行ったとき、あなたこの前〇〇で演奏していた方ですよね?って声をかけて頂いたこともありました(笑)」
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■ベース奏者で悪かったことは?
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伊「まず楽器のサイズと重量ですね。」
ス「やっぱりそうですか(笑)」
伊「移動はほんとに大変ですね。地下鉄とかはまず乗れないです。新幹線に乗るときも気を使いますし、飛行機に乗るときは2人分席を予約する方もいるみたいです。」
ス「人間より大きいからホント大変ですね。」
伊「ただ、楽器の分で一席余分に席を押さえるので、楽器が本当の意味で人間のように感じられて愛着がわいてきます(笑)」
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■ベースの魅力とは?
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伊「色んな楽器と交われるところですかね。楽器同士をつなぐ役割をする楽器なので、友達や、はたまた全く知らない人と一緒に演奏する事が出来るのはとても楽しいですね。」
ス「縁の下の力持ちならではですね。」
伊「どんなジャンルの音楽にもスパイスを与えてくれますし、最初の基本をしっかりすれば後は一生楽しめてしまう楽器なので是非いろんな方にやってもらいたいですね。」
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■まとめ
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デカくて重くて地味な楽器ですが、それを補って余りある魅力的な楽器ですね。弾いてる姿も何となくかっこいいですし、見た目はとっつきにくいですが、弾いてみたら意外と簡単にできちゃうかも!?
アンサンブルの主役にはなれないかもしれないけれど、楽器同士をつないで支えることが出来る縁の下の力持ちの楽器。
ベースってとっても素敵ですね。
さて、第1回はベース特集でしたが、第2回、3回と続けていくつもりですので
どうぞ宜しくお願い致します。